北村直登 「空っぽで、満ちる。」~ボーッとするのが忙しい絵画展~
2025/07/25(金) 〜 2025/09/28(日)
10:00 〜 17:00
行橋市増田美術館 本館展示室・新館特別展示室1、2
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アルトネ編集部 2026/04/25 |
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日本で最も変化の激しい街、福岡・天神の街から様々な文化を発信する拠点として昨年オープンしたONE FUKUOKA BLDG.(以下:ワンビル)。その開放的なロビーを舞台に、画家・北村直登(きたむら・なおと)の展覧会「画家という生業」が4月24日(金)から始まった。
北村直登は、福岡県春日市生まれで大分在住の画家。高校時代にブラジルへ留学し、異なる文化や価値観の中で「描くこと」と向き合う原体験を重ねた。24歳で画家を志し、路上制作から表現活動をスタート。2014年にドラマ『昼顔―平日午後3時の恋人たち―』への作品起用を機に広く注目された。動物や人物をモチーフに、人の感情や気配をすくい取るような作品は、全国各地で親しまれている。
今回の個展の会場となったONE FUKUOKA BLDG.(ワンビル)には北村氏が描いた作品による大看板が掲示されている。
北村氏が描いた1周年のキービジュアルは、大小様々な犬種が描かれた作品。今回ワンビル担当者になぜ、北村氏の作品が開業1周年という大切な節目でのキービジュアルに選ばれたのかを質問してみた。
「北村直登さんの作品は福岡市動物園の「夜の動植物園」などの取り組みで注目していたのですが、今回のプロジェクトが進行中との情報を聞いてアプローチさせていただきました。通勤やショッピング、食事に天神に来られたお客さまに、それ以外にも楽しい体験を提供したい。そうした思いを伝えるにあたり、北村さんの作品がふさわしいと考えました」とのこと。そして、なぜキービジュアルが犬なのかといえば、「北村さんの作品といえば、生き生きした動物が魅力。ワンビルにふさわしい動物といえば、もちろんワン(犬)です」と、目から鱗のお答え。
「しかもワンビルの住所は福岡市中央区天神1丁目11番1号。ワンワンづくしなんですよ!」。確かに。なるほど、納得である。
なお展示期間中、B2から4F店舗でお買い物されたお客さまには各フロアごと6種類の北村氏描き下ろし犬イラストポストカードがプレゼントされるので、お楽しみに(なくなり次第終了、一部店舗では配布が無いのでお買い物前に確認を)。
開かれた明るい空間に造られた展示スペースに活き活きと描かれた作品が展示されている。その展示された作品の一部を紹介しよう。
あえて「絵」としての仕上がりにこだわるため、色数を減らしたり実際の生物とは違う色合いで描いているとのこと。
協賛企業の工業製品の写真をキャンバスに、北村直登が描いた“ものづくり”のコラボ作品も見どころのひとつ。
筆者が好きな作品がこの「犬猿の仲」の両作品。ゴリラにライバル心を抱いた?犬の表情がとても愛らしい。
北村氏は、「街のパン屋が、パンを必要な人のために毎日パンを焼き続けるように、僕にとって、絵が必要な人にむけて絵を描くことは仕事であり、僕の生き方そのものです。」と話してくれた。日々の営みに寄り添うように描かれた作品のひとつひとつが、私たちに語りかけてくれるように感じた。
また、本展は制御盤の設計・製造を手掛ける大分市の企業、株式会社エーテックが特別協賛。企業とアートが連携して”ものづくり”に取り組むことで北村氏の新しい表現による作品も生まれていることにも注目だ。
なお、会期中は、来場者と対話しながら作品を描き上げる ライブペインティングや、来場アンケートに回答した方を対象に本展限定のオリジナルクリアファイル(数量限定)のプレゼント企画も実施される。入場無料。5月10日(日)まで。
■展覧会名称:ATEC presents 北村直登展 「画家という生業」in FUKUOKA」
■開催期間:2026年4月24日(金)から5月10日(日)
■開催場所:ONE FUKUOKA BLDG. 1Fグランドロビー
(福岡市中央区天神 1 丁目 11 番 1 号)
開館時間:平日11:00〜20:00土日祝10:00〜20:00
■入場料:無料
■主催:TOSテレビ大分
■特別協賛:株式会社エーテック
■協賛:C.Lincs 株式会社
公式HPはこちらから
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