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「はたらく細胞展in北九州」関連連載・番外編 藤田哲也博士【コラム】

2022/08/24 LINE はてなブックマーク facebook Twitter

 9月25日まで北九州市八幡東区のスペースLABO(ジ アウトレット北九州隣接)で開催中の「はたらく細胞展in北九州」関連コラム番外編です。

 スペースLABOには、「はたらく細胞展」が開催されている企画展示室のほか、常設展示室もあり、北九州市民は8月まで無料で入場することができます(ただし要予約)。

 今回、常設展示室で紹介している藤田博士に焦点をあて、スペースLABO学芸員に寄稿いただきました。「はたらく細胞展」と合わせてお楽しみください。

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 皆さんは、藤田哲也博士をご存知でしょうか。現在の北九州市小倉南区中曽根出身の、世界的に有名な気象学者です。博士はMr.トルネードと呼ばれ、竜巻の研究に尽力し、地震でいうマグニチュードのような、竜巻の強さの階級表を考案しました。それは現在でも世界各国で使われます。また、博士は、飛行機墜落事故につながる強い下降気流であるダウンバーストを発見し、これにより、私たちは安全な空の旅ができるようになりました。それだけでなく、気象衛星による天気予報の促進など、私たちの暮らしにつながる研究で、大きな功績を残しました。


 科学への第一歩として、自然や身の周りで起こる現象について、興味や疑問をもつことが大事だと言われます。

 博士は少年時代に、故郷にある曽根干潟での潮の満ち引きについて不思議に思い、父から月と太陽の引力によるものだと教わって、それから天文学に興味をもったのだそうです。身近な現象にフシギを感じたところが科学の入口になって、のちの気象学の大きな発見につながったのかもしれません。


 北九州市科学館スペースLABOでは、1階には藤田博士についての展示や、高さ約9.5mの大型竜巻発生装置が、2階には様々な科学(自然)現象を観察・体験でき、たくさんのフシギを感じられる常設展示のサイエンスLABO、そして3階には国内最大級のプラネタリウムがあります。様々なフシギを体感できるスペースLABOに、ぜひ足を運んでみませんか。(スペースLABO学芸員 吉川雅大)

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