特別展 黒田長政没後400年 黒田侯爵家の名品
知られざる黒田家「家宝」の近代史
2023/09/15(金) 〜 2023/11/05(日)
09:30 〜 17:30
福岡市博物館
| 2023/09/22 |
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黒のビロード地に金モールで装飾された大礼服。大礼服は宮中に参内する際や各種式典で着用する正装の洋服です。菊の枝をあしらった刺しゅうによって、どことなく和風な雰囲気を醸し出しています。
明治新政府が進めた改革の一つに洋服の導入がありました。岩倉具視が欧米視察をきっかけに和装から洋装に改めたエピソードは有名ですが、政府は役人の正装や軍服から装いの西洋化を図ります。大礼服が定められたのもその一環です。
これは、大礼服の中でも、宮内省の役人が着用するタイプのものです。着用者は黒田長知(ながとも)。福岡藩12代藩主にして、福岡藩知事を務めた黒田家の「最後の殿様」でした。長知は明治4(1871)年に福岡藩知事を罷免され、福岡から東京に移住します。その後は、天皇の側に仕える御用掛に任命されました。和服から洋服へ、西洋化をまさに身をもって体験した長知ですが、幕末に西洋技術を積極的に取り入れようとした黒田家の当主としては、それほど違和感はなかったのかもしれません。
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福岡市早良区の市博物館で特別展「黒田侯爵家の名品」が11月5日まで開催中。同館の野島義敬学芸員がお薦めの展示品を紹介する。
=(9月22日付西日本新聞朝刊に掲載)=
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