江口寿史展
EGUCHI in ASIA
2024/11/09(土) 〜 2025/01/12(日)
福岡アジア美術館
アルトネ編集部 2024/04/10 |
九州、山口エリアの展覧会情報を発信するARTNE(アルトネ)による、各施設の展覧会ラインナップから注目の展覧会をご紹介するシリーズ。今回は大分県立美術館編です。
つくる展-TASKO(タスコ)ファクトリーのひらめきをかたちに-
2024年4月5日(金)~5月6日(月・振休)
世界一、世界最強とも言われている日本のものづくりを、さらに元気にしているアートファクトリー「TASKO(タスコ)」。彼らのユニークな発想力と優れた技術力は、これまで様々な企業やアーティスト、デザイナーとのアイデアをカタチにし、幅広い分野で多くの作品を手がけてきました。本展では、現代アートとして見応え充分でありながら、ものづくりにおける「つくる」にスポットをあて、TASKOがこれまで制作してきた作品を展示し、多様な視点と体験で「つくる」の魅力を紹介します。TASKOの作品を通して、使われている部品、しくみやしかけ、「ひらめきをかたちに」変えた背景、エピソードから感じるものづくりの不思議、おもしろさ、楽しさに興味関心を持つことで、想像力、発想力、創造力が刺激され、きっとワクワクしてくるはずです。「つくる」ってどういうことなのかを理解し、「どうつくる?」を考え、「つくりたくなる!」きっかけを見つけられる展覧会です。
没後50年 福田平八郎
2024年5月18日(土)~7月15日(月・祝)
1892年に大分市に生まれた福田平八郎は、京都に出て美術学校で学びます。1919年に第1回帝展に初入選し、次いで第3回帝展に出品した《鯉》が特選を受賞し時代の寵児となりました。障壁画や琳派の画風を研究し、写生を基本としながら形態の単純化をおしすすめます。豊かな色彩と奇抜な画面構成による独特の装飾表現を志向し、1932年に《漣(さざなみ)》(重要文化財)を発表しました。戦後は斬新な視点で雨の情景を描いた《雨》をはじめ、《新雪》、《水》など情緒豊かな作品を手がけ、今なお人々を魅了し続けています。本展では、日本美術の伝統を継承しながら、独自の感性で近代的な新しい日本画の世界を切り拓いた福田平八郎の画業を紹介します。
養老孟司と小檜山賢二「虫展」 〜みて、かんじて、そしてかんがえよう
2024年7月13日(土)~8月25日(日)
解剖学者で無類の昆虫愛好家、昆虫学者としても知られる養老孟司(ようろう たけし)。対象物の全てにピントがあう深度合成技法を駆使し、昆虫写真の新たな可能性を切り拓いた小檜山賢二(こひやま けんじ)。2人は70年以上楽しく虫を観察してきました。本展は、養老の言葉と小檜山の写真をとおして驚きと不思議に満ちた「虫」の世界をご紹介します。展示室では、研究室での養老さんの様子やカブトムシやゾウムシ、トビケラの巣などの微細な構造をデジタル技術で拡大し、見たこともない造形を鑑賞していただけます。標本とあわせてお楽しみください。
江戸東京博物館コレクションより 北斎と広重 冨嶽三十六景への挑戦
2024年7月26日(金)~9月8日(日)
日本を代表する浮世絵の名作、葛飾北斎の「冨嶽三十六景」は、青を使った鮮烈な色彩と大胆な構図で人々に強い衝撃を与えました。この時、北斎は70歳を越えていましたが、長い画業の中で不断の努力を重ねていました。一方の歌川広重はこの時30歳代後半。風景画を描くもヒット作のない一介の浮世絵師にすぎませんでした。北斎の大ヒットの陰で、広重はどのように自らの画風を打ち立てていったのでしょうか。これまでも北斎と広重の富士シリーズを展示する展覧会は開催されてきましたが、本展はより踏み込んだ解釈により、風景画で双璧をなす北斎と広重の挑戦をストーリー展開で浮き彫りにする試みです。江戸東京博物館の貴重なコレクションを通して、二人の浮世絵師のあくなき挑戦の数々を名品とともにご紹介します。
生誕120周年 サルバドール・ダリ ―天才の秘密―
2024年11月22日(金)~2025年1月19日(日)
ダリの生誕120周年、シュルレアリスム宣言100年の記念すべき節目に開催する本展は、世界屈指のダリ・コレクションを誇る諸橋近代美術館の所蔵品を中心にダリの生涯を概観し、ダリの渡米以降の活動にも注目します。ダリが私たち観衆に魅せた「シュルレアリスト・ダリ」とその背景にある「人間・ダリ」の複雑で繊細な内面を探り、世界中で愛されている サルバドール・ダリがいかなる芸術家であったのか、ダリの油彩、素描、 版画、彫刻のほか、シュルレアリスムの作家の作品群から明らかにします。作品約70件と関連資料を展示いたします。
■人間国宝・生野祥雲斎の生誕120年・没後50年記念展
生誕120年・没後50年 生野祥雲斎展
2024年12月7日(土)~2025年1月23日(木)
別府市出身で、「竹芸」分野初の人間国宝に認定された生野祥雲斎。本展では、生誕120年・没後50年を記念して、その作品の全貌を展示し顕彰します。唐物風の初期作から、古典的構成に櫛目編を新たな感覚で取り入れた技巧的な作品群、さらに櫛目編を大胆に用いた彫刻的な作品や、晩年の竹の素朴な美しさや力強さを生かした作品まで、幅広い作風の展開をご紹介いたします。
■様々な分野で活躍する「ザ・キャビンカンパニー」のすべてを紹介
ザ・キャビンカンパニー大絵本美術展<童堂賛歌>
2025年2月7日(金)~4月13日(日)
ザ・キャビンカンパニーは、大分県の廃校をアトリエにし、日々さまざまな作品を生み出している阿部健太朗と吉岡紗希による二人組の絵本作家/美術家。2009年のユニット結成以来、40冊以上の絵本を出版するほか、立体作品や舞台美術、歌手あいみょんのツアーパンフレット、NHK Eテレ「おかあさんといっしょ」内コーナー『しりたガエルのけけちゃま』を生み出すなど、めざましい活躍をみせています。本展は「夢と驚きあふれる現代のアートびっくり箱」ともいえるような、ザ・キャビンカンパニーの創作活動とその源に宿すもの、そのすべてをご覧いただきます。
2024/11/09(土) 〜 2025/01/12(日)
福岡アジア美術館
2025/01/21(火) 〜 2025/05/11(日)
九州国立博物館
2024/09/14(土) 〜 2024/11/26(火)
大分県立美術館(OPAM)
2024/09/11(水) 〜 2024/11/28(木)
BOSS E・ZO FUKUOKA 6F イベントホール
2024/10/26(土) 〜 2024/12/01(日)
九州芸文館