エヴァンゲリオン30周年記念展
「ALL OF EVANGELION」
2026/01/24(土) 〜 2026/03/15(日)
09:30 〜 18:00
福岡市科学館 3階企画展示室
| 2026/02/06 |
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人気アニメ「エヴァンゲリオン」シリーズのテレビ放送開始から30周年を記念した展覧会「ALL OF EVANGELION」(西日本新聞社など主催)が、福岡市中央区の市科学館で開かれている。テレビシリーズから新劇場版まで、未発表を多く含む約700点もの原画や資料を一堂に展示。多くのファンを魅了し続ける「エヴァ」の歴史に触れることができる。 (佐藤桂一)
会場に入ってまずエヴァンゲリオン初号機の大型フィギュアが頭上に現れる。重厚感あふれる全長2・5メートルの紫色の機体が、赤いパネルに囲まれ30周年の「祝祭」ムードを演出する。
続いて作品の根幹となる設定資料が並ぶ。庵野秀明監督を中心とした制作チームが、壮大な世界観に基づいて作り込んだエヴァンゲリオン。資料には登場人物の瞳の形や服のしわ、髪の毛のつや、敵の「使徒」が放つ擬音も描かれており、細部に至る緻密な設定と、その量に圧倒される。
当時のアニメは、透明なフィルムに絵の具で手描きした何枚ものセル画を連続撮影して制作した。滑らかな動きを表現するためには膨大な枚数が必要だった。現存するセル画は1万カット以上で、会場にはほとんどが初公開の約270点が並ぶ。繊細な職人技が細部に見てとれ、名場面の数々がよみがえる。
制作手法の進化も体感できる。2007年開始の新劇場版は、最新の3DCGを駆使してより精密な映像表現が可能となった。その技術を会場でも再現。ホログラムディスプレーで、作中に登場する空中戦艦の映像を空間に浮かび上がらせている。
このほか、声優陣のオーディション時の音声や、テレビシリーズ各回の予告映像の総集編も楽しむことができる。
会場では熱心に資料を読み込み、スマートフォンで何枚も撮影する来場者も多い。鳥取県米子市から職場の同僚と訪れた石谷真瑚さん(26)は「細かな指示や設定の詳細が分かり、制作者の熱量に圧倒されました。これが(自分が)生まれる前の作品だとは」と感心しきりだった。
30年を迎えても世界中で熱狂的に愛され続ける作品の神髄を堪能してほしい。
▼エヴァンゲリオンシリーズ 巨大な人型決戦兵器「エヴァンゲリオン」のパイロットとなった少年少女たちと、謎の敵「使徒」との戦いを描いたアニメ。1995年にテレビシリーズが放送され、97、98年には劇場版が公開された。2007年からは「新劇場版」シリーズ4部作が始まった。21年の完結編「シン・エヴァンゲリオン劇場版」は、興行収入102億8000万円、観客動員673万人を記録した。
▼エヴァンゲリオン30周年記念展「ALL OF EVANGELION」 3月15日まで、福岡市科学館。一般1900円、小学生600円、未就学児無料(保護者同伴)。午前9時半~午後6時(入場は午後5時半まで)、火曜休館。西日本新聞イベントサービス=092(711)5491(平日午前9時半~午後5時半)。
=(2月5日付西日本新聞朝刊に掲載)=
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