熱

　2016年、国立大学法人佐賀大学で新たに、芸術と地域を繋ぐ「芸術地域デザイン学部」が創設されました。今回は、昨年度この学部を卒業した1期生の若い作家4人と、熱をテーマにした、4人展（グループ展）＋ 個展を開催します。

　本展のテーマは、熱。熱とは、全ての生命を支えるエネルギーであり、外部的にも、精神的にも伝達可能なものです。その熱が、私たちの身体を通り抜け、外へと抜け出したときに、どのような影響を他者や社会に与えるのかを考えます。

　会場は佐賀市にあるアパートの一室。アパートの一室という、日常の生活を営むプライベートな空間で、藝術がどのように溶け込み、響き合い、私達に何を与えるのか。5週間という長い展示期間と移り変わっていく作品とともに、その存在を探ります。

　世界にウイルスが蔓延してから、元の生活には後戻りが出来ない状況となり、ポストコロナやwithコロナなど、コロナ以後の世界のあり方が頻繁に叫ばれています。このような状況の中で、都市部ではなく、地方で生活や作品制作を営む、大学院生や新卒の若い作家たちは、何を考え、どのように今と向き合っているのでしょうか。彼らの作品から、溢れ出る様々な「熱」から、それを感じることができるでしょう。

※展示日程はコチラをご確認ください。

※本展は事前予約制です。ご予約はコチラから。