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下関市立美術館所蔵品展 No.158

海と美術

生誕100年 宮崎進の道程

日程  2022/06/18(土) 〜 2022/08/14(日)
会場 下関市立美術館
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※ご来館前に、下関市立美術館ホームページで詳細をご確認ください。
 【第1-2展示室】海と美術
 美しいばかりでなく、日々私たちに恵みをもたらし、時に畏怖の対象でもある「海」。「海」と「美術」の関係という、古くて新しいテーマに目を向けます。

◎波の描写
 壇ノ浦の戦いの舞台となった関門海峡など、下関には物語や伝説の舞台となった海や、風光明媚で知られる名所が多くあります。

 線を重ねて波を描き出す手法は、古くは平安期の絵巻の中にも見られます。源平合戦の屋島の戦いを描いた長沢栄州の《源平合戦・那須与一図》でも、人間たちの物語を、波の描写がドラマチックに演出しています。一方、竹内栖鳳の《平潮》は、明るい色彩とその広がりで、海の平和でゆったりとしたようすを捉えています。さまざまな波の表情に注目すると、さらに海の美術が楽しめます。

◎海の生き物エトセトラ
 海の景色とともに、海に住む生き物の多様な姿は、芸術家たちの興味を引き付けてきました。高島北海《魚介下図》には、なじみのある種類や珍しい種類の魚たちが一杯登場します。そして下関といえば、なんと言ってもふぐ! 釣りあげられると膨れるユーモラスな姿は、描かずにはいられない魅力があります。

 約50点の作品で、海と美術の多様な広がりを紹介します。

 

【第3展示室】生誕100年 宮崎進の道程
 2022年に生誕100年となる、山口県徳山市(現、周南市)出身の画家・宮崎進(1922-2018)を特集します。

 シベリヤ抑留体験で「人間のたくましい生と、はかない死という両極」を経験した画家は、人間の存在を絵筆を通して確かめるような創作を続けました。

 代表作の旅芸人シリーズ、TORSOの連作など、約20点の作品をご紹介します。

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