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小企画展

令和3年度 新収蔵品展

日程  2022/05/24(火) 〜 2022/07/10(日)
会場 鹿児島市立美術館
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※ご来場前に、鹿児島市立美術館​ホームページで詳細をご確認ください。

橋口五葉
《1914年カレンダーを手にする女(英語版)》

 2021年度の丸一年をかけて収集した新たな美術品を、一部に参考作品も交えて紹介します。

【購入作品】
 《1914年カレンダーを手にする女(英語版)》は、橋口五葉のデザイナーとしての才能を存分に発揮した作品。国内で現存が確認されているのは2点のみという非常に貴重なポスターです。同じく五葉の《絵画帖》は、図案や風景画のほかに偉人の肖像画やコマ割りの画面構成なども見られる100頁を超す直筆の作品集です。

 これらの他にも、木村探元の大幅の花鳥画《水飲みの虎》や橋口五葉の油彩画《光る雲》と日本画《耶馬渓の初夏》、薩摩焼・竪野系の2点《錦手牡丹唐獅子文耳付花生》《布袋像》を紹介します。

【寄贈作品】
 昨年、稲盛財団から寄贈を受けた帖佐美行の彫金作品12点と、刃鏨(たがね)などの道具類を初公開します。なかでも《賛陽舞心(迎雅捧燈)》は第23回日展で天覧も賜った帖佐の代表作です。

 《奄美・八月踊》は、遠藤彰子が奄美大島を訪れ、新節(あらせつ)の行事を油彩で描いた大作です。《新しき気持に染まる》と《クレイジーキャットに気をつけろ》の2点はいずれも、鹿児島市出身の染織作家・上原利丸の代表作。ほかにも橋口五葉の画稿などを紹介します。

【寄託作品】
 和田英作の《杜(もり)の聲(こえ)》は、鹿児島市立美術館の所蔵品にはなかった歴史や神話のテーマを扱っており、その画業をたどる上で重要な油彩画となります。海老原喜之助の《屏風》は、作者が鹿児島市に帰省した際、妹の家で描いた即興的な水墨画です。

 これらの作品の他にも黒田清輝や曽宮一念の手紙など、新たな資料の数々も一堂に紹介します。

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