原安三郎コレクション
広重ビビッド
後期:2017年10月11日(水)~10月29日(日)
2017/09/16(土) 〜 2017/10/29(日)
10:00 〜 18:00
北九州市立美術館 分館(休館中)
日程
2017/09/16(土) 〜 2017/10/29(日)
会場 北九州市立美術館 分館(休館中) |
日本財界の重鎮として活躍した日本化薬株式会社元会長・原安三郎氏(1884-1982)が蒐集した浮世絵コレクションから、歌川広重(1797-1858)晩年の傑作シリーズ《六十余州名所図会》と《名所江戸百景》を中心に紹介する。
原安三郎氏が集めた秘蔵のコレクションは、貴重な「初摺」のなかでもとくに早い時期のもので、保存状態も極めて優れており、退色のない濃密でビビッドな色彩を残している。初摺の行程では、広重と摺師が一体となって色彩や摺りを検討しながら進めており、広重の意思が隅々まで込められている。今回全点初公開となるこの二つの「揃物」は、国内外でも稀に見る逸品だ。
本展では、歌川広重のほか、葛飾北斎(1760-1849)、歌川国芳(1797-1861)らの希少な作品など約250点を前後期に分け、総入れ替えで展示される。開催にあたり描かれた場所の現地取材を行い、作品と現在の写真を比較できる会場構成となっており、全国各地の名所を幕末三大絵師の浮世絵でたどる内容となっている。
鮮烈な色彩が目を引く「初摺」の浮世絵により、江戸時代の自然風土の美しさや、四季の移ろい、そこに生きる人々の姿をご堪能できる展覧会となっている。
前期は2017年10月9日(月)まで。
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