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菅野 陽 銅版画展

日程  2026/01/17(土) 〜 2026/02/08(日)
会場 ASTRoPE
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 日本の銅版画における黎明期、1950年代から60年代にかけて、菅野陽(すがの よう・1919–1995)は、限られた資材と環境のなかで独自の表現を築いた先駆的な作家です。人体への鋭い眼差しと、複雑に交差する線と面の構成が特徴の作品群を、腐食技法の深い理解をもとに制作しました。
 また、日本で初めての銅版画技法書を著した研究者としても知られています。
 本展では、1950〜60年代の代表作を中心に、アクアチント、サルファチント、リフトグランドエッチング、ディープエッチ、ドライポイントなど多彩な腐食技法を駆使した銅版画約30点を展示します。九州では初の個展開催となります。
 菅野陽の繊細でありながら力強い版面の魅力、そして日本の銅版画史における重要な足跡を、ぜひ会場でご覧ください。

作家略歴|菅野 陽(1919–1995)
1919年、台湾・台北に生まれる(本名:陽太郎)。東京美術学校(現・東京藝術大学)にて日本画を専攻。戦後、丸木位里・俊、山下菊二らと前衛美術会を結成し、油彩画を発表。その後、銅版画家・関野準一郎との出会いを機に銅版画へ転向。
1955年、日本版画協会展に出品。翌年、同協会会員となる。東京国際版画ビエンナーレ展などで高く評価され、日本を代表する銅版画家として活躍。
特にエッチング、アクアチント、サルファチントなどの腐食技法に秀で、複雑な線と面の構成による独自の表現を確立した。
また、日本初の銅版画技法書『銅版画の技法』(美術出版社)を著し、銅版画史研究にも注力。『日本銅版画の研究 近世』『江戸の銅版画』などの著書を通じて、美術史家としても足跡を遺した。1995年、茅ヶ崎市にて永眠。

 

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