特別展「王羲之と日本の書」
2018/02/10(土) 〜 2018/04/08(日)
09:30 〜 17:00
九州国立博物館
アルトネ編集部 2018/03/20 |
九州国立博物館で開催中の特別展「王義之と日本の書」展(開催中~4月8日)も会期の半ばが過ぎました。そして、いよいよ日本の芸術家で最も自由で、マルチな才能を発揮した芸術家・本阿弥光悦と、琳派の祖と言われる俵屋宗達による「鶴下絵三十六歌仙和歌巻」(京都国立博物館所蔵)が3月20日より公開!アルトネ編集部は展示替えにお邪魔して、貴重な作品を撮影して来ました!
上の画像はまだ仮置きの状態ですが、実際にはガラスケースに収められていて、巻頭から巻末までと~ても長く展示されております。その長さ、約13.8メートル!
あまりの長さですので、巻物のすべての部分を一度に展示する機会はそう多くはないそうですが、今回は出し惜しみなしの大盤振る舞い!
宗達が金銀泥で描いた鶴の群れが巻物の中を舞い、光悦の書が鶴の動きに呼応してリズミカルに走っています。とても美しく、またダイナミックな作品を十二分に堪能できます。
本阿弥光悦は江戸時代初期に活躍した芸術家で、刀剣の鑑定を代々務める家柄ながら、茶碗や蒔絵の素晴らしい作品を手掛けているマルチな芸術家です。そして江戸初期を代表する能書家としても知られています。
俵屋宗達といえば建仁寺所蔵の「風神雷神図」が有名です。江戸初期を代表する絵師であり、洗練された意匠とデザイン性は今見ても新鮮です。
絵も書も自由闊達でありつつも、互いの緊密な関係性をうかがわせます。まるで異なる楽器の巨匠によるJAZZセッションのように二人が楽しんで描いているように思われます。
光悦と宗達の奇跡のコラボレーションを見ることができるのは4月8日までです。お見逃しなく!
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