九州、山口エリアの展覧会情報&
アートカルチャーWEBマガジン

ARTNE ›  FEATURE ›  コラム ›  「はたらく細胞展in北九州」関連連載2.小腸のはたらき【コラム】

「はたらく細胞展in北九州」関連連載2.小腸のはたらき【コラム】

2022/08/19 LINE はてなブックマーク facebook Twitter

 9月25日まで北九州市八幡東区のスペースLABO(ジ アウトレット北九州隣接)で開催中の「はたらく細胞展in北九州」。本展の関連コラム2回目をお届けします。2回目は「小腸のはたらき」です。

連載1回目はこちら

===

会場では、乳酸菌にプリン体を食べてもらうアトラクションを体験できます。
10個食べさせればクリアです!

 小腸は、胃に続く臓器で、胃に近い側から順番に、十二指腸、空腸、回腸からできています。

 小腸は、食べ物を消化・吸収する場所で、主に食べ物から養分を吸収するはたらきがあります。小腸はとても長い臓器で、長さは6メートルにもなり、曲がりくねってお腹の中にあります。

 胃でどろどろに消化された食べ物は、十二指腸に送られます。十二指腸では、胆汁や膵液と胃でどろどろになった食べ物とが混ぜ合わさり、吸収されやすいように分解され、小腸の中を運ばれる間に消化酵素によりさらに細かく分解されます。

 効率よく養分を吸収するために小腸は、広い表面積を持っていて、その表面積は、テニスコートほどの大きさ(約200平方メートル)といわれています。小腸の粘膜には、細かいひだがあり、ひだの表面は柔毛でびっしりと覆われています。ひだも柔毛も養分を吸収する面を広げるための仕組みで、柔毛の表面には微絨毛と呼ばれる極細の凸凹がブラシの毛の様に並び、さらに小腸の表面積を広げて、微絨毛から酵素を出すことで養分を最小単位に分解して体に吸収しています。

 小腸のはたらきは、養分の吸収と考えられてきましたが、近年の研究によって、小腸の中に点在するパイエル板と呼ばれる部分が人の免疫の重要な部分を担っていると分かってきています。新型コロナウィルスが猛威を奮っている今日、小腸を大事にしたいですね。(教育出版 編集局理科)

おすすめイベント

RECOMMENDED EVENT
Thumb mini f4d3faa85a
終了しました

浦安鉄筋くだらね~展

2024/03/16(土) 〜 2024/05/19(日)
北九州市漫画ミュージアム

Thumb mini 47a0a8eed4
終了しました

北九州市立美術館 開館50周年記念
足立美術館所蔵 横山大観展

2024/04/06(土) 〜 2024/05/19(日)
北九州市立美術館 本館

Thumb mini 90990e6c32
終了しました

生誕70周年記念 阿部直昭展 大地に芽吹く

2024/04/12(金) 〜 2024/05/19(日)
田川市美術館

Thumb mini 5f9dc25147
終了しました

現代のドガ ロバート・ハインデル展
美しい人間を伝えることに人生を捧げた画家

2024/04/20(土) 〜 2024/05/19(日)
長島美術館

Thumb mini cae783f0c8
終了しました

福岡ミュージアムウィーク2024記念講演会
第2回福岡アートアワード 受賞作家トークセッション

2024/05/19(日)
福岡市美術館 1階 ミュージアムホール

他の展覧会・イベントを見る

おすすめ記事

RECOMMENDED ARTICLE
Thumb mini 44a456da90
コラム

「谷川俊太郎 絵本★百貨展」 谷川さん絵本 楽しさの玉手箱/福岡アジア美術館、6月16日まで 【コラム】

Thumb mini 8d3046a6fd
コラム

影絵にあふれる生命賛歌/藤城清治100歳展/来月5日まで、福岡市博物館 【コラム】

Thumb mini 60f68e922c
コラム

まいにちをつくる 鹿児島睦の世界㊤ 楽しい器/先人への敬意から生まれた個性/「鹿児島睦 まいにち」展/福岡県立美術館【コラム】

Thumb mini f2f6d58227
コラム

《北九州市立美術館 開館50周年記念「足立美術館所蔵 横山大観展」》大観をみる㊦「龍躍る(山海二十題之内)」 流転を重ねた報国の富士【コラム】

Thumb mini 567a64ab56
コラム

【サンリオ史上最大規模の展覧会など】2024年、熊本市現代美術館の注目展覧会!

特集記事をもっと見る