【ニュース】民藝展　二つの関連イベント　３月８日、高木崇雄さん講演会　同２０日、コンラン展とのコラボ　福岡市博物館

　福岡市早良区の市博物館で開催中の展覧会「民藝 ＭＩＮＧＥＩ―美は暮らしのなかにある」の関連イベントとして、工芸店「工藝風向」代表の高木崇雄さんの講演会が３月８日午後２時から、４月に市美術館で始まる展覧会と連携したトークイベントが３月２０日午後２時から、それぞれ同博物館１階講堂で開かれる。

　講演会では、高木さんが「これまでの民藝、これからの民藝」と題し、１００年前に思想家の柳宗悦（やなぎむねよし）らが民藝という言葉を作った時代背景や使われ方の変容について、九州の事例を踏まえながら解説する。現代における民藝の可能性についても触れる。

　トークイベントは、英国のデザイナー、テレンス・コンランさんの足跡をたどる展覧会「テレンス・コンラン モダン・ブリテンをデザインする」とのコラボ企画。「豊かな暮らしのヒント 民藝が教えてくれたこと、コンランが教えてくれたこと」（仮）をテーマに、哲学者で明治大准教授の鞍田崇さんとコンランショップ・ジャパン社長の中原慎一郎さんが語り合う。

　両イベントとも参加無料（民藝展の観覧券か半券の提示が必要）、定員先着２００人で事前申し込み不要。東映＝０９２（５３２）１０８１。 （鶴智雄）

＝（2月28日付西日本新聞朝刊に掲載）＝

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