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現代美術・再考

~4氏のコレクションから~

日程  2020/10/04(日) 〜 2020/11/29(日)
会場 大川市立清力美術館
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※新型コロナウイルスの感染拡大状況等によって変更、中止する場合があります。ご了承ください。

 

 大川市立清力美術館で長きにわたり、美術の世界に関わったジャーナリストや作家及び個人作品 の保存継承に携わる私設美術館の館長など、4氏が収集してきた作品を紹介する展覧会を開催します。

 作家同士が互いの実力を認めて行う作品交換、作家がジャーナリストに対し尊敬の意を込めて作品を贈呈するなど、収集の経緯はさまざまで、このように芸術表現を通した信頼関係によって集められたコレクションは表現者の思いが凝縮され、味わい深いものとなっています。 

 本展では、このコレクションの中から、美術史の一時代を動かした現代美術作家を中心に セレクトしました。タイトルの「現代美術・再考」というテーマが示すように、作品から垣間見ることができる作者の視点や訴えを読み解く展覧会となっています。

 展示する作品に共通しているのは、1960年代以降、「新たな芸術表現とは一体何であるのか。」という芸術的課題を常に問い続け、作家として生きるということ、表現することの意味を自らの制作表現を通して社会に提示した体現者であったということです。

 時代に一石を投じた主な作家は、自らの被爆体験をベースに現代社会を告発し続けた殿敷侃。反芸術「ネオ・ダダ」の代表的作家の赤瀬川原平、風倉匠。日本独自の抽象絵画の作風を確立させた坂本善三、古川吉重。「もの派」の中心的存在である李禹煥。版画では、日本の版画水準の高さを海外に知らしめた浜田知明、 池田満寿夫、中林忠良など日本の現代美術史に足跡を残す作家たちです。

 その他、地元筑後の彫刻家富松孝侑やフランスのヘイター技法の版画家エクトール・ソニエなど海外の作家を含めた18名です。彼らが制作した絵画、版画、立体、オブジェ等々の作品を一堂に揃え、個人コレクションならではの見応えのある展示となっています。

 大川市民のみならず、より多くの方々に鑑賞していただき、作品の素晴らしさと奥深さを堪能してもらえればと思います。

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