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far in 展 しんしん と

日程  2021/10/05(火) 〜 2021/11/28(日)
会場 大川市立清力美術館
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※新型コロナウイルスの感染拡大状況により、開催日時を変更または中止する場合があります。

 本展は、絵画や写真、インスタレーション、映像、リサーチプロジェクトなど、様々なメディアを使って国内外で活躍している作家4人による展覧会です。

 展覧会タイトル「far in」とは、あらゆるものに対して深く中へ分け入るようなことがテーマです。それぞれの作家と作品に通底している「おもい」、例えばそれは儚い夢や追い求め紡ぎ出す世界、あるいは誰も気付かない日常の中にある光景、そして、それらの世界を現実のなかから発見しようと彷徨う作家たち。その作家たちと同様にいつの間にか観客も何かを探す旅へと導かれていくような展示内容と会場構成を試みます。

 また、サブタイトルの「しんしんと」とは、「深深」「森森」「心身」「心神」など、私たち人間の意識や思い(想い)が遙か彼方へと向けられ、その眼差しが果てしなく遠くを見つめている様を想像させる為に付けました。遠くを見るという意識や行為は、時空間を超越して物事を想像することや、現代の社会を観察しながらも同時に過去を見つめ直すような未来と過去を往来することを可能にしてくれます。 

 会場となる清力美術館は、筑後川の河畔にあります。その半陸半海という多様性を育む特徴的な地は、自然環境と共に産業と特産物の貿易などで発展し、豊かな文化を形成してきた歴史的経緯があり、それは大川市の歴史と人々の暮らしの関係でもあります。 

 この企画展では、美術館のある地域の特徴を重要視し、観客の方々に各作品と会場構成を通して内界と外界の存在を意識してもらい、それと同時に清力美術館の建築物としての内側と外側を意識した時に初めて感じられる景色と流れる時間について考えてもらうことを試みます。そしてまた、内外の境界の意識を持つことで見えてくる「光」 と「影」の表情には、美しさや穏やかさに同居する何者かの存在を無意識にも感じ始めるはず。「何者か」は、政治や経済の問題、自然災害、過去の体験や体調に関すること、それぞれが持つ意味の違いにも気付かされるはずです。 

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