江口寿史展
EGUCHI in ASIA
2024/11/09(土) 〜 2025/01/12(日)
福岡アジア美術館
2024/05/22 |
ソー・ソウエンさんは、2022年福岡アジア美術館のアーティスト・イン・レジデンス事業に参加、第2回福岡アートアワードで市長賞を受賞するなど注目を集める福岡県出身のアーティストです。今回は、ソー・ソウエンさんのプロジェクト『Handle with Care』を紹介します。
このプロジェクトは、ソー・ソウエンさんが近年精力的に行ってきた生命の象徴である生の卵を身体のくぼみに挟み、落とさないように動くパフォーマンス「The Egg」からインスタレーション、絵画作品やそれにまつわるメモやドローイングを横断的にまとめた初の作品集『Handle with Care』を出版する印刷費やデザイン費を支援いただくために取り組まれています。
作品集『Handle with Care』でメインとなる卵を用いた作品群は、2022年のロシアのウクライナ侵攻時に抱いた疑問や違和感から着想しています。彼の作品は、独自の視点と繊細な表現で多くの人々に共感を得ています。
また、彼はパフォーマンスやインスタレーションを形に残すことの意義をこう記しています。
「形として残るのもののないパフォーマンスやインスタレーション作品はアーカイブしておかないと、その作品を発表した事実が忘れられてしまう可能性を孕んでいます。身体的負荷が大きくかかり、若いうちにしか取り組めないであろう繊細な作品を、どうしても留めておきたいという想いがあります」
プロジェクトの支援はMotion Galleryのプロジェクトページ https://motion-gallery.net/projects/sohsouen-hwcでチェックしてみてください。ソー・ソウエンさんの作品集『Handle with Care』を通じて、彼の独特な世界観を感じてください。
■ソー・ソウエン
1995年福岡県北九州市生まれ。京都精華大学芸術学部卒業。絵画、映像、インスタレーション、パフォーマンスなど多様なメディアを横断しながら、一貫して身体との関わり合いを通してアイデンティティや生にまつわる事象を考察している。
主な展覧会に「Your Body is the Shoreline」 √K Contemporary(東京)「京都精華大学 55周年記念展 FATHOM - 塩田千春、金沢寿美、ソー・ソウエン」/京都精華大学ギャラリーTera-S (京都)など多数。2024年、インスタレーション作品「Bellybutton and Breathing」が福岡市美術館に収蔵された。
2024/11/09(土) 〜 2025/01/12(日)
福岡アジア美術館
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