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話題の昆虫学者、丸山宗利氏監修!九大総合研究博物館の美しき甲虫コレクション【レポート】

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大迫章代
2018/01/04
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九州大学箱崎キャンパス内にある総合研究博物館で2017年11月13日(月)〜12月13日(水)に行なわれていた「きらめく甲虫 Brilliant Beatles part 2」に行ってきた。

総合研究博物館は、箱崎九大理系キャンパスの正門近くに建つ旧工学部本館だった建物。いい感じにレトロ感漂う建物の3階にある常設展示場の扉を開くと、そこには観たこともない、美しい甲虫の標本が、精巧な昆虫の拡大画像とともに展示されていた。

この展示は、2015年夏に行なわれ好評を博した「きらめく甲虫」の第2弾として行われたもの。”甲虫”と聞くと、何やら黒くていかついカブトムシやクワガタムシばかりを思い浮かべがちだが、実は色鮮やかで美しく輝く宝石のような甲虫もたくさんいるのだ。

入るとすぐ来場者プレゼントの文字発見。紙を切ったり折ったりして組み立てる昆虫のペーパークラフトが無料配布されていた。

正直、黒光りする甲虫は何やら怖いイメージだが、美しい甲虫はピンバッチにしたくなるくらいキュート。大きさも5ミリくらいから数センチのものまでさまざまで、同じ種類でも、色形が多様なのに驚く。

コガネムシ、ハムシ、アオカミキリ、ノコギリカミキリ、ゴマダラカミキリなどなど聞いたこともない甲虫を種類ごとに展示。
こちらはまるでファッショナブルなドレスをまとっているかに見えるカタゾウムシの仲間。

なんだかディズニーのアニメに出てきそうなユニークなフォルムのカタゾウムシは、まるで1つ1つがデザイン違いのドレスをまとっているよう。この美しい文様と色は、色素ではなく、甲虫が持つ特殊な層状の体毛が特定の色だけを反射することから生まれていて、その反射によって、見える色や文様が変わるのだとか。

こちらは「コガネハムシ」。これぞまさにメタリックな輝きを放つ“きらめく甲虫”。

 

こちらは中南米に生息するプラチナコガネ。この名のとおり珍しく、高価で、実際に金より価値があるのだとか。

色とりどりなプラチナコガネの仲間。こう並べられると、キャンディとか、アソートチョコとか…なんだか別のものに見えてくる。プラチナコガネは、中南米の標高の高い場所に多くいて、この色は、周りの風景を移し込む擬態から生まれるのだそう。プラチナというだけあって、色合いもなんだか上品。

 

これらの標本は、九州大学総合研究博物館の400万点を超える国内最大の昆虫標本コレクションの一部。また、このコレクションから2000点を超える昆虫標本、昆虫・植物画、写真などが、2018年1月20日(土)より三菱地所アルティアム(イムズ8階)で行なわれる「密やかな部屋―きらめく昆虫標本―」で公開される。監修を務めるのは、九州大学総合研究博物館 准教授の丸山宗利先生。「昆虫こわい」(幻冬舎刊)など数々の著書でも知られる話題の昆虫学者だ。

「密やかな部屋―きらめく昆虫標本―」メインビジュアル

 

最後に、丸山先生から「密やかな部屋―きらめく昆虫標本―」に向けてメッセージをいただいた。

「昆虫の魅力はなんといってもその多様性です。人間が思いつく限りの色彩、そして人間の想像を超える自然の造形には、人間が創り出したものとはまた違った芸術的な魅力があります。とにかく美しい昆虫標本の世界をご堪能ください」

 

展示では、九州大学の歴史的家具を用いた空間演出も見どころだとか。ぜひ、美しい昆虫標本の世界をのぞいてみよう。

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