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鹿児島で遠藤一郎と若手作家たちの展覧会が開催。ゲスト作家 会田誠、田中偉一郎によるイベントも【レポート】

2019/11/25 LINE はてなブックマーク facebook Twitter

鹿児島にある天文館ニワビルにて開催されている「未来美展3」(2019年11月21日〜25日)には、鹿児島はもとより、高知、東京など、各地から作家が集結しています。この「未来美展3」について、元・田川市美術館学芸員で現在は鹿児島を拠点に活動する原田真紀さんに寄稿いただきました。(編集部)

鹿児島市・天文館にある古いビルを会場に、未来美展3がスタートしました。「未来へ」と描かれた黄色いバスに乗り、全国各地でアート活動を展開する未来美術家・遠藤一郎のもとに集った若い表現者たち26名(鹿児島、熊本、高知、東京から参加)の作品を公開しています。

手前)深浦亜希「いきものたち#01、#02」2019年
中央奥)黒坂ひな「今」2019年

 

島崎桃代「コギャル29の甘い思惑」2019年

 

今年で3回目となる展覧会は、絵画やインスタレーション、映像やパフォーマンスなどさまざまな表現で構成され、ゲストに会田誠と田中偉一郎が参加。初日には会田誠による公開制作もありました(以前、某所で発表中止となった本作も見どころの一つ)。

キャプション右)「会田家に告ぐ」公開制作中の会田誠
左)遠藤一郎(カッパ師匠)

会場は狭く、暗く、懐中電灯を持って見て回るという不便さですが、〈普段より意識して作品を見る〉ことを促す狙いもあるとか。誰にも忖度することのない力強い意志と表現に満ちた空間で、アーティストたちの熱をダイレクトに感じてみてください。

仲田恵利花「ファイト2」2019年
濱田公望「サブリメイション」2019年
右)シマカミリッカ「MUSE」2019年、左)しまうちみか「The Muddy Sexy Ghost」2019年

 

原田真紀 (はらだ・まき)
田川市美術館ほか福岡県内の美術館勤務を経て、現在鹿児島在住のインディペンデント・キュレーター。「ママとこどものアートじかん」「Asian Arts Air Fukuoka」「つくる学校」など市民目線からアートや公共性を考えるプロジェクトにも傾倒中。

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