日程
2018/04/06(金) 〜 2018/06/03(日)
会場 福岡市博物館 |
レオナルド・ダ・ヴィンチ《アンギアーリの戦い》とミケランジェロ《カッシナの戦い》。
イタリア、フィレンツェのシニョリーア宮殿(現ヴェッキオ宮殿)の大広間を飾るはずだった大作は今も大きな謎に包まれています。
アンギアーリの戦いとは、1440年、トスカーナ地方のアンギアーリで起こったミラノ軍とフィレンツェほか連合軍の戦いです。敵襲を返り討ちにした連合軍が勝利をおさめ、フィレンツェはミラノ公国の脅威から脱することができました。
一方、カッシナの戦いは、1364年に同じくトスカーナ地方のピサ近郊カッシナで起こりました。水浴び中のフィレンツェ軍が、ピサ軍の急襲に素早く対応し勝利しています。16世紀に入り、フィレンツェ共和国政府がこの二つの戦勝を記念して、レオナルド、ミケランジェロそれぞれに政庁の大評議会広間を飾る壁画制作を依頼しました。
その中で《アンギアーリの戦い》の謎を解く最大の手掛かりが、日本初公開となる《タヴォラ・ドーリア(ドーリア家の板絵)》です。そこに描かれた戦闘のモチーフは、未完の壁画がどのような作品であったかを想像するためのヒントを私たちに与えてくれるのです。
福岡市博物館で開催される本展では、この作品を中心に、壁画の模写や派生作品、またレオナルドの多岐にわたる活動を紹介し、失われた壁画の謎と魅力に迫ります。そして、ミケランジェロの原寸大下絵の模写《カッシナの戦い》も日本初公開。ルネサンスの二大巨匠、幻の競演を再現するイタリア美術史上初の展覧会です。
また、同時開催で「天才ダ・ヴィンチのひみつ」展も会場内で開催。芸術だけでなく、科学・物理学・飛行技術・建築といったさまざまな分野で多才ぶりを発揮したレオナルド・ダ・ヴィンチ。その構想をもとに作られた飛行機や戦車、橋などの再現模型を中心に、発明の品々やエピソードをわかりやすくご紹介します。
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