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アートフェアの魅力と無限の可能性/「アートフェアアジア福岡」実行委員長・森田俊一郎氏に聞く【インタビュー】

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西山 健太郎
2017/08/25
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ホテルオークラ福岡で開催される「ART FAIR ASIA FUKUOKA 2017(アートフェアアジア福岡2017)」。その実行委員長である森田俊一郎氏(Gallery MORITA・福岡)にお話を伺った。 

森田俊一郎氏

――まず、アートフェアについてご存じない方も多いと思いますので、簡単にご説明いただけますか?

アートフェアとは、ギャラリストが独自の視点でセレクトした作家・作品を紹介する現代アートの展覧会のことで、いわば “ギャラリーショー” です。国際センターのような広いスペースで大がかりに行われる “展示場型” とホテルの客室を会場とする “ホテル型” の2種類があります。アートフェアアジア福岡を含め、日本で開催されているアートフェアは “ホテル型” が多いのですが、海外のアートフェアは “展示場型” が主流です。世界最大のアートフェアである「アート・バーゼル」には4日間の会期中に国内外から7万人が訪れ、周辺で行われる関連イベントを合わせると来場者は20万人を超えるそうです。バーゼルは人口17万弱の都市ですよ。そこに世界各国から著名なコレクターや政財界の要人たちが自家用ジェットでやって来るのですから、地域経済に与える影響は計り知れません。

 

ART FAIR ASIA FUKUOKA 2016 会場風景

 

――会場の写真を拝見すると、美術館で開催される展覧会とはかなり趣が異なりますね。

一番の違いは、何と言っても「展示作品を買うことができる」ということです。作品は見るだけのものでなく自分のものにできるのです。私自身ギャラリストとして、「絵と暮らすことで、生きる意識が変わった」という人をこれまでにたくさん見てきました。アートフェアアジア福岡の展示作品の中には、数万円の作品もあります。「文化は購入できる!」ということを実感していただきたいですし、実際に「買う」ということを少しでも意識して作品と向き合うことで、作品の見え方がまったく変わってきます。作品と自分との距離が一気に縮まるのです。

――「日常にアートがある生活」というのは実に魅力的ですね。

「アートと暮らす喜び」は、それを経験したことがある人にしか分かりません。パリに関する本を100冊読んだことがある人がいかに雄弁にパリの魅力を語ったとしても、パリに1度でも行ったことがある人の言葉にはかないません。アートの真の魅力に触れたいのであれば、美術館を100回訪れるよりも、1点の作品を手に入れることをお薦めしたいですね。

 

ART FAIR ASIA FUKUOKA 2016 会場風景

 

――森田さんは、アートフェアを企画・運営するかたわら、市民の皆さんが気軽に現代アートに触れるイベントにも携わっていらっしゃいますね。

「ギャラリー梯子酒」というイベントを昨年の7月から年3~4回のペースで開催しています。これは、けやき通りの6つのギャラリーを会場としたイベントで、ニューヨーク発「DEAN & DELUCA」がセレクトしたワインをギャラリーごとに銘柄を変えて提供しています。日頃訪れることがないギャラリーに気軽に足を運んでもらおうと企画したもので、ギャラリストや作家との交流の場にもなっています。福岡のアートファンが増えるきっかけづくりになればと期待しており、これからも継続的に開催していく予定です。

ギャラリー梯子酒 開催風景

――最後に、9月9日・10日に開催される、「アートフェアアジア福岡2017」の見どころを教えてください。

今回は海外6ギャラリーを含めた37ギャラリーが参加します。ホテルオークラ福岡の9階客室が37の個性あふれるアート空間に変貌します。それぞれの部屋の個性と多様性を存分にお楽しみください。また、ギャラリストとお客様による投票で優秀作品を決定する公募展「AFAF AWARDS」や、現代アートをリードするキーパーソンを招いてのトークショーなども予定しています。ぜひ時間に余裕をもってご来場ください。芸術は、その時に出会う最高のものです。なぜ世界の人々がこれほどまでに「アートフェア」に感動・興奮するのか、ぜひご自身で体感してみてください。

 

 

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