ルーヴル美術館特別展
ルーヴルNo.9
~漫画、9番目の芸術~
2017/04/15(土) 〜 2017/05/28(日)
10:00 〜 20:00
福岡アジア美術館
2017/05/11 |
福岡アジア美術館で好評開催中の展覧会「ルーヴルNO.9」は、美の殿堂、ルーヴル美術館が現代アートとしての漫画に着目し、才能豊かな漫画家たちにルーヴルをテーマにした作品制作を依頼。そのプロジェクトから生まれた作品が会場に展示されている。
本レポートは漫画大好き芸人を自認する矢野ペペさんと、お笑い界屈指のアート通(自称)山口たかしさんに、展覧会の見どころをガイドしていただいた!お二人による渾身のアートレポートをとくとご堪能あれ!(編集部)
アートにはあまり縁がない「パラシュート部隊」の矢野ぺぺさんと、お笑い業界随一のアート通を自称する、「EE男」の山口たかしさん。まず二人が足をとめたのは、会場に設置された、ルーヴル美術館に陳列されている《サモトラケのニケ》をモチーフにしたオブジェの前。
山口:「ルーヴル美術館といったら、《サモトラケのニケ》ですね。つまり、ルーヴルのアイドルで、勝利の女神であるニケが現代アート・漫画の栄光を祝福しているっていうことなんでしょうね。」
矢野:「なんで、顔と手がないの?」
山口:「これはエーゲ海のサモトラケ島で発見された時はバラバラだったんです。それを修復したんだけど、両腕と頭部は残ってなかったんです。」
矢野:「へー。『サモトラケ』って地名だったのね。作った人の名前だと思ってたよ。さすがー。」
ーそんなこんなで会場の奥に踏み入ると、おお!そこには通常見ることがない作家の生原稿が展示されております!
山口:「見てください!アート好きの僕が見ても、作品として凄いと思います! BD(バンド・デシネ:フランス語圏の漫画)の作家は絵のクオリティが素晴らしいんですよ。」
矢野:「それにしてもきちんと絵を見てないね、山口君。」
山口:「うるさいですね!写真撮るからやれって言われているんですよ。サービスサービスです。」
ーさらに、会場を進むと、やはりルーヴルといえば、《モナ・リザ》、ということで、《モナ・リザ》をテーマにした作品が展示されています。
山口:「この展覧会のみどころの一つですけど、漫画作家の個性を見比べることができるところですよね。たとえば、《モナ・リザ》をモチーフにした作品があちこちにありますけど、みんな解釈が違うんです。それを比べるのもおススメです!」
ー次にご紹介するのが、漫画好き芸人・矢野ペペさんイチオシの作家の坂本眞一さん。
矢野:「おおーっつ。坂本先生。僕のおススメは坂本先生だな。好きなのよ『イノさん』。」
山口:「『イノさん』じゃなくて『イノサン』です!ここでも《モナ・リザ》が作品のテーマになっているけど、解釈が全然違うんですよね。」
矢野:「そういう真面目な解釈もいいんだけど、やっぱり作品の現物を見ることができるのがファンとしては嬉しいね。」
矢野:「あと写真で紹介できないのが残念だけど、やっぱり荒木飛呂彦さんの作品《岸部露伴ルーヴルへ行く》は必見だよね。まず、「ドォォオォオオォ」ときて、絵がドーンときて、露伴先生がドァーンてなっているのよ!」
山口:「何を言っているのかわからないと思いますけど、確かにそうなっているんですよ!これはぜひ会場で見てほしいですね。」
ーというわけで、名残惜しいですが、会場出口のフォトスポットへ。
矢野:「いやあ、やっと念願の岸部露伴先生とツーショットができたよ!」
山口:「じゃあ、僕も。」
矢野:「・・・なんか、短いね。」
山口:「最後におススメなのが、オリジナルグッズ!Tシャツとか、かっこいいグッズがいろいろあって、どれもこれもマニア垂涎の一品!。こちらもぜひお見逃しなく。このTシャツ、買おうかなあ。」
いかがでしたでしょうか、渾身のルーヴルNO.9レポート。お忙しい中、会場レポートを敢行してくれた、矢野ペペさんと山口たかしさんに盛大な拍手を!
※会場内では写真撮影できない箇所がございますが、特別な許可を得て撮影しております(編集部)
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